愛知県神道青年会
代36代会長 小島 信太郎
原点回帰
~古きよきものを未来に~
謹んで聖寿の万歳と皇室の弥栄をお慶び申し上げます。また神宮におかれましては、諸祭恙なく斎行されておりますことを心よりお慶び申し上げます。
昨年12月開催の臨時総会におきまして、令和5年・6年度の愛知県神道青年会第36代会長にご推挙いただき、その責務の重大さを痛感し、身の引き締まる思いであります。もとより浅学菲才の身ではありますが、会員皆様のご協力をいただき、会務が滞ることの無いよう精一杯努めていく所存でございますので宜しくお願い申し上げます。
現在、日本社会はコロナ禍からの復興に向けて動き始めています。ここ数年の日常生活の変化は、我々青年会員の活動だけでなく、神職としての社務や家族・友人等、人と人との繋がりにも大きな影響を与えました。リモートワークやキャッシュレス等の新しい生活様式が急速に身近なものとなり、社会の在りようは大きく変化しました。斯界においてもこうした時代の変化に遅れまいと、それぞれ時の問題に対応しながらお社・信仰を守るべく、試行錯誤を重ねた数年であったと思います。
去る5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、愈々社会全体が日常を取り戻すべく本格的に動き始めています。当会としても「神社神道興隆を期し、特に青少年の教化育成並びに斯道の研鑽に努め、会員相互の融和を図る」という創立の目的を実現すべく、諸先輩方が築いてきた会の伝統や青年神職相互の交流を大切にしながら、様々な活動を再開していきたいと思います。同時に青年会活動の不易と流行を見つめなおし、コロナ禍によって滞った諸行事を取り戻しながらも、時代に合った新しい教化活動・自己研鑽を模索し、次世代の氏子崇敬者の育成、神職としての資質向上を図りたいと思います。
特にここ数年は、新入会員の紹介すらままならない状況が続きました。そうした若い世代の会員から改めて参加してみたいと思われる研修や親睦行事を開催していきたいと思います。また総会運営等の会務の遂行能力も取り戻し、継承していく必要があります。
また、本年は創立75周年を迎え記念行事を準備し、令和6年度の東海地区主管の神宮研修会に備えていかなければならない年です。そのためにも神道青年全国協議会、東海地区、また災害協定を結ぶ北陸地区等の諸団体とも、より活発に交流を深めていきたいと思います。 この課題山積の局面を乗り越えるために、愛知県神社庁を始め、諸先輩方には一層ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、何より会員の皆様にご協力をお願い申し上げます。何卒、宜しくお願い致します。
総務委員会】
当会の基幹として総会・納会、理事会の運営、会計管理等、陰日向に会務全般を支える委員会です。コロナ禍を乗り越え、これまで培ったノウハウを取り戻しつつ、効率化を進め円滑な会運営を行っていきます。
【渉外委員会】
当会と、神道青年全国協議会や神道青年東海地区協議会、愛知県宗教青年会議等の外部の諸団体との連絡を担う委員会です。全国の青年神職や他宗教者との研修等を会員に案内し、取りまとめ、より広い交流や大規模な研修研鑽を支援します。
【時局研修委員会】
現代の青年神職に求められる研修を実施する委員会です。コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻等、世界情勢の変化によって斯界を取り巻く環境は大きく変化を続けています。現在または将来直面しうる諸問題に対応するための知識・技能を修めるべく研修を計画します。
【広報委員会】
当会の広報活動を担う委員会です。広報誌「あゆち」だけでなくホームページやSNSを活用し、毎月行われる定例会を始めとした諸活動等を内外に発信していきます。また活動の記録を蓄積し、当会の歴史として次世代に引き継ぐ役割も担います。
【教化委員会】
当会の創立目的である「青少年の教化育成」を主として担う委員会です。SNSの時代を迎え様々な情報が氾濫する現代に、神道文化のみならず日本文化を伝えていく場として神社の果たすべき役割は大きく、若い世代に正しく伝えていく教化活動を行っていきます。
【情報共有委員会】
当会内部の情報伝達方法を改善し、災害発生時等の情報共有網の構築を目指す委員会です。また広報委員会とも連携し、私達青年会の活動を内外に広く伝え、会報「わかしゃち」では、神職として役立つ身近な情報や新入会員、県内神社等を紹介していきます。